男性ファッション誌、アナタはどれが愛読書?

チョイ悪親父のバイブル

LEON

チョイ悪親父、この言葉を聞いたことの無い人はいないでしょう。最後にご紹介するのはそんなチョイ悪親父目指している人のための『LEON』という雑誌を締めに話して行きたいと思います。まず最初に放すことはこの雑誌のメインターゲットにしているそうですが、こちらはかなり限定された人たちを対象にしている内容となっています。それは『30代から40代のちょっとリッチな男性』という、この不景気の中でも頑張って稼いでいる高所得者向けの内容となっており、そんな人たちに勧めるチョイ悪親父になるための指南書、という風に考えていただければ良いでしょう。

対象としている層も、具体的に所得が比較的多めであるということを前提にしているという時点で、もうハードルが高くなります。チョイ悪親父になるためにはお金が必要なんだぜ、貧乏人はなれないんだから勘違いすんなよ、と思ってしまいますがそんなことがないでしょう。確かに雑誌で紹介されている服などに関していっても普段まず買おうと思うような値段の者ばかりが特集されています。金額見て冷や汗物が出るものばかりですが、それでも夢を持つということを考えたら中々良いものではないでしょうか。

誤解をもたれては困るので追記しておきましょう、あくまでコンセプトは高級感の中にあるワイルド性をポイントにしている服装というテーマがあるので、そこからはじき出されるのは、こういう商品を買えば値段以上の見栄えになることは確実だ、ということを教えてくれるのです。お金をつぎ込んでファッションセンスが手に入るんだったら皆やっていますし、そんなことをできないから勉強する必要があるんですけどね。

中身の傾向

先ほども語りましたが、高級感にワイルド性を突っ込んでいる服装をテーマにしているということで、できる大人を演出するにはどうしたら良いのかを教えてくれるものとなっています。雑誌の中でも特集されていますが、チョイ悪親父の代表格としては『パンツェッタ・ジローラモ』さんを取り上げているように、彼のような服を着るためにはどうしたら良いのかということを書いています。ここでも、どうして本場のイタリア人を引き合いに出しているのかが分かりません、なれるかよ、日本の中高年のおっさんたちが、彼のように!っ都全力で突っ込みたくなりますが、とにかく彼をみればみんながみんなチョイ悪親父というイメージをもてるでしょう。

また同誌の中ではモテる親父のヒントとはなんなのかと語っていますが、この特集が流行語を生み出すきっかけにもなったのです。この言葉をきっかけにしてワイドショーなどでは全国のファッションに興味の無いお父さん達を改造してやるぞこの野郎!という企画が沢山行なわれていました。そして誕生したニューお父さんは、右手にドリル、左手にロケットパンチ内臓のサイボーグになっていました、という展開ではなくやたらと高いブランド品を見にまとったエセチョイ悪親父が誕生するのでした。はいっ、所詮はエセです、その前にその規格に出演している人そのものがテレビ局が仕込んだ役者である可能性が非常に高いなぁと思いながら見ていました。洋服にお金をかけるのは良いことかもしれないけれど、一般家庭で全身のコーディネイトで100万円超えるような服装を提供するって一体何なんですか!?と思いました。さすがにこれはやりすぎだろうと思いながら笑ってみていましたが、まぁファッションをすることを促している面で言えば良い傾向である、と考えられなくもないです。

こうしたテレビでの宣伝をきっかけに、チョイ悪親父を目指すお父さん方が増えていきます。何とかして理想形に近づこうと頑張っていきますが、所詮日本人は日本人らしい格好でしか治まれないということを思い知った人も多いかもしれないでしょう。でも現実だと思ってきちんと受け止めてください。チョイ悪親父に憧れるのは良いかもしれませんが、ただお金を掛ければなれるというものでもないので、その辺は注意してください。

チョイ悪親父って何??

素朴な疑問を感じたことありませんか、そもそもチョイ悪親父って何なの?っと考えたことがある人も要るのではないでしょうか。私はあります、というか意味が分からなかったです。チョイ悪って、何を基準にして悪という言葉を使っているんですか?そもそも悪ということを使っているのであれば、何かしらやましいことでもしたからこうした犯罪自慢をしたいだけですか、なんてことも考えたりしましたが実際のところ、このチョイ悪親父の偶像も探ってみるとそういうことだったのかぁと思いました。

元々この言葉が生まれることになったファッションの原形はジローラモさんがそうであるように、イタリアのおしゃれな中年男性がしているコンサバファッションがベースとなっているのです。イタリアのおっさんと日本人のおっさんでは天と地の差があってどうしようもない気がするのですが、それは置いておきましょう。このファッションに日本的要素である日本独特の装飾ブランドを追加して、そこから『21世紀のダンディは日本人』なんてことも言われていたと言います。日本のおっさんが世界のカッコいい中年達より格好良くなっているなんてないでしょう、ほぼ。そういう風に見える人たちの大半が芸能人、もしくは富裕層の肉体作りの余念の無い筋肉好きの人位ではないでしょうか。一般層でそんなことを意識している人がいても、正直周りはうっとおしくてしょうがないと思います。というより、普段の生活でちょっと悪いんだぜ、へっへっへっへっ!なんてアピールはいりません。そういうことをしたかったら、どうぞ海外でご自由に見せびらかして、現地の人のスタイルを見て愕然として帰ってください。どう考えても日本人がイタリア中年のおじ様方と張り合う要素は皆無といえるでしょう。

うまい言葉ですが、こんなお世辞にもならない言葉に乗せられないで、しっかりと自分の姿を見て、自分に適したファッションをすることをしたほうが無難である、ということです。

最後に、チョイ悪親父を意識している格好をしている人たちというものは根っからが悪どいことをしている人たちであるということではないのです。単純にファッションの一環として楽しんでいるだけで、実際には絵に描いた様な健全な生活をしている人の場合もあるので、偏見的な意識を持つことは控えたほうが良いでしょう。只中には本物がまぎれていることもあるのですが、そういう人に限っては意外と物事の分別をわきまえていたりします。極道をしている人の中にはきちんと仁義を通している人もいますしね。極道でもなく、健全でもなく、現在進行形で悪いことをひけらかしているような人がチョイ悪親父を気取っていることもあります。そういう場合は基本的に羨望やもてたりしても、一時的なことに過ぎません。むしろ犯罪に手を染めて自慢していること自体が大問題ですので、チョイ悪親父を目指している人は日常生活はきちんとするようにしましょう。